詩篇 88:9-18
目は泣き疲れてかすんでいます。
ああ主よ。くる日もくる日も、助けてくださいと、
取りすがっているのです。
あわれんでくださいと、両手を差し伸べているのです。
もうすぐ、手遅れになってしまいます。
死んでしまえば、どんな奇跡を行ってくださろうと、
何の役にも立ちません。
死んだら、あなたをたたえることもできません。
墓の中にいる者が、どうしてあなたの恵みや真実を
言い広めることができるでしょう。
暗闇に、あなたの奇跡を証言することが
できるでしょうか。
忘却の地にいる人間に、
あなたの助けを語り伝えることができるでしょうか。
ああ主よ。
くる日もくる日も、私は命乞いをしています。
なぜ、私の寿命を縮められるのですか。
なぜ、御顔をそむけられるのですか。
私は若いころから病気がちで、
いつも死にさらされていました。
死におびえて、なすすべもなく立ち尽くしていました。
あなたの激しい怒りに私は震え上がりました。
私は一日中、恐怖に襲われています。
愛する人も、友人も、知人も、みな去って行きました。
どちらを向いても、暗闇ばかりです。