詩篇 59:1-8
59
ダビデ殺害を謀るサウル王の配下たちに包囲されたとき、ダビデが書いた詩(Ⅰサムエル19・11参照)。
ああ神よ、私を敵の手から救い出してください。
いのちをねらって押し寄せる者どもから
私を守ってください。
人殺しどもの手から守ってください。
腕っぷしの強い者が、
手ぐすねひいて待ち伏せています。
主よ。私は彼らに何も悪いことをしていません。
それなのに、彼らは私の息の根を止めようと、
意気込んでいるのです。
主よ、目を覚まして、よくごらんください。
そして助けの手を差し伸べてください。
天の軍勢の主であるイスラエルの神よ、
どうか周囲の異教の国々を罰してください。
こんな恥知らずの悪党どもを、
生かしておかないでください。
彼らは夕暮れになると様子をうかがい、
町の通りを犬のように嗅ぎ回ります。
「だれも聞いてなどいない」と高をくくり、
大声で悪態をついては、神をのろいます。
主よ、こんな連中を笑いものにしてください。