詩篇 52:1-9 JCB

詩篇 52:1-9

52

ダビデが、その敵ドエグ(Ⅰサムエル22章参照)に抗議して書いたもの。ドエグは、のちに八十五人の祭司とその家族を虐殺した。

おまえは英雄のつもりでいるのか。

神の民に加えたこの暴虐を誇っているのか。

おまえは策略を謀ることにかけては天才だ。

どうしてそれほど、善より悪が、

真実よりうそが好きなのか。

相手を中傷するのに目がなく、

でたらめを並べ立てては、平気で人を傷つける者よ。

神はおまえを激しく打ち倒し、

死人の国へ引きずって行かれる。

それを見て、神に従う人々は恐れを感じるが、

まもなく笑ってこう言うだろう。

「あれが、神をあなどり、富に望みを置き、

ますます大胆に悪事を働いた者の末路だ。」

一方、この私は、主に守られている

囲いの中のオリーブのようで、

いつまでも主のあわれみにすがる。

ああ主よ。

あなたの懲らしめがどんなものかを知った私は、

永久にあなたをほめたたえて、

そのあわれみを待ち望みます。

あなたがどんなにいつくしみ深い神であるか、

知らない者などいないのですから。

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