詩篇 50:1-15 JCB

詩篇 50:1-15

50

全能の神である主は、東の果てから西の果てまで、

人々を呼び集めました。

シオンの山のうるわしい宮から、

神の栄光が輝きわたります。

神は焼き尽くす火をまとい、

雷とともに姿を現されます。

そのまわりには嵐が猛り狂っています。

ご自分の民をさばくためにおいでになった神は、

天と地にこうお叫びになります。

「祭壇にいけにえをささげた人々を捜し出せ。

わたしに忠誠を誓った民を集めよ。」

神は完全に公正な裁判官となって、

判決を下されます。

天も、神の正しさを証言します。

「民よ、耳を傾けなさい。

わたしはあなたがたの神である。

あなたがたには告発すべきことがある。

わたしは、祭壇にささげられたいけにえに

不満があるわけではない。

それは欠かさず供えられている。

しかし、真にわたしの求めているものは、

いけにえの雄牛や雄やぎではない。

野原や林の獣は、

もともとわたしのものなのだから。

千の丘で草をはむ家畜も、

山の鳥もみな、わたしのものである。

たとえ飢えても、あなたがたに頼ったりはしない。

全世界とその中のものはみな、

わたしのものなのだから。

あなたがたに、いけにえの肉と血を、

どうしてもささげてもらわなければならない

わけではない。

わたしが求めているのは、真心からの感謝、

わたしへの誓いを果たすことである。

苦難のとき、わたしを頼みとしてほしい。

そうすれば、わたしは助けの手を差し伸べ、

あなたがたはわたしをほめたたえるだろう。」

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