箴言 知恵の泉 7:6-20
ある日、窓の外を眺めると、
意志の弱そうな者の中に、
思慮に欠けた一人の若者が通りを歩いていました。
もうまもなく日も暮れようという時です。
若者は悪い女を訪ねました。
女はなまめかしい身なりで、
媚を売りながら若者に近づきます。
よく通りや市場で見かける、
下品でがさつな女です。
そうやって、あちこちの町角で男を誘惑するのです。
女はその若者を抱きしめて口づけし、
何食わぬ顔で言いました。
「私の家にいらっしゃい。
おいしいごちそうを作りましょう。
寝床には最高のエジプト麻の
すてきなシーツを敷いて、
没薬やアロエやシナモンの香りがしみ込ませてあるの。
さあ、朝までうんと楽しみましょう。
夫は長い旅に出ています。
お金をたくさん持って行ったので、
数日は帰らないでしょう。」