レビ記 23:1-44, レビ記 24:1-23 JCB

レビ記 23:1-44

23

主の祭り

主はモーセに命じました。「主の祭りを毎年欠かさず守るよう、人々に言いなさい。その時には全国民が集まり、主を礼拝するのだ。 この祭りは安息日とは別のものである。毎週六日間は仕事をし、七日目は休み、集まるのは礼拝のためだけとしなさい。あとは家で静かに過ごしなさい。この安息日は、どこにいても守らなければならない。

あなたがたが毎年行う聖なる祝祭は、次のとおりである。

まず過越の祭り。これは第一の月の十四日(太陽暦では三月末)に祝う。

次は種なしパンの祭り。この祭りは過越の祭りの翌日から一週間、パン種を入れないパンを食べて祝う。 最初の日はふだんの仕事をすべて休み、礼拝のために集まる。 七日目も同様である。その間、毎日、火で焼くささげ物を神にささげる。

次は刈り入れの祭り。わたしがあなたがたに与える国で最初の収穫を上げたなら、安息日の翌日に、そのうちの一束を祭司のところに持って来なさい。祭司は、主の前でその束を揺り動かしてささげる。わたしはそれを受け取ろう。 同じ日に、焼き尽くすいけにえとして、一歳の傷のない雄の子羊をささげなさい。 穀物の供え物もいっしょにささげなさい。細かくひいた上等の小麦粉四・六リットルをオリーブ油でこね、火で焼くささげ物としなさい。わたしはそれを受け入れる。また、ぶどう酒約一リットルを飲み物の供え物としてささげなさい。 最初の収穫をささげ終えないうちは、どんな収穫物も食べてはならない。新麦もパンも炒り麦も食べてはならない。これは、イスラエルの代々守るべきおきてである。

七週の祭りとして、最初の収穫をささげてから五十日目に、その後の収穫の中から、新しい穀物の供え物を持って来なさい。 家で焼いたパンを二つ、主の前で揺り動かしてささげる。パンは、四・六リットルの小麦粉にパン種を入れて焼く。これは収穫物の初穂としてささげるのである。 パンとぶどう酒といっしょに、傷のない一歳の子羊七頭と若い雄牛一頭、雄羊二頭を、焼き尽くすいけにえとして主にささげる。全部を火で焼いてささげる。それがわたしの受け入れるいけにえである。 ほかに、罪の赦しのためのいけにえとして雄やぎ一頭を、和解のいけにえとして一歳の雄の子羊二頭をささげる。

収穫物の初穂としてささげたパンといっしょに、祭司はこれらのいけにえを揺り動かして主にささげる。 その日はすべての民が礼拝に集まる。どんな仕事もしてはならない。これは代々守るべきおきてである。 刈り入れのときは、畑の隅々まで刈り取ってはならない。落ち穂を拾ってはいけない。貧しい人や土地を持たない在留外国人のために残しておきなさい。

第七の月の一日(太陽暦では九月十五日)は、すべての民が礼拝に集まる聖なる記念日である。ラッパを高らかに吹き鳴らし、その時を告げなさい。 その日は一日、どんな仕事もしてはならない。ただ、火で焼くささげ物を主にささげなさい。

すべての民の罪を償う日はその九日後、あなたがたは主の前に集まり、めいめいの犯した罪を悔い、火で焼くささげ物をささげなければならない。 その日は、どんな仕事もしてはならない。主の前で罪の償いをする特別な日だからだ。 その日一日、罪を悔い改めて過ごさないような者はイスラエルから追放され、 その日に仕事をするような者は死刑に処せられる。これはイスラエルの永遠のおきてである。 その日は神聖な安息日だから、謙遜に罪を悔い改めなさい。前日の夕方から、当日の夕方まで丸一日、身を慎んで過ごしなさい。

さらに五日後の第七の月の十五日(太陽暦では九月二十九日)からは、主の前に七日間の仮庵の祭りを祝う。 最初の日はすべての民が仕事を休み、聖なる集会を開く。 祭りの七日間は毎日、火で焼くささげ物を神にささげる。八日目にもう一度、すべての民の聖なる集会を開く。その日も火で焼くささげ物をささげる。これは結びの集会で、仕事はすべて休まなければならない。

以上が毎年の祝祭である。その時は、すべての民が聖なる集会を開き、火で焼くいけにえをささげる。 これらは毎週の安息日とは別に加えられるものである。ふだんのささげ物や誓願の供え物とは別のものをささげなければならない。

なお、収穫の終わる時期に当たる第七の月の十五日から、この七日間の祭りを行う。祭りの最初の日と最終日は聖なる休息の日である。 最初の日に、実のついた果物の木の大枝と、なつめやしの木の葉、川べりにある柳などの葉の茂った大枝を持って来て〔仮小屋を作り〕、主の前で七日間、共に喜び合う。 この祭りは永遠のおきてである。 イスラエルで生まれた者はみな、この七日間を仮小屋で過ごす。 わたしがエジプトからあなたがたを救い出し、仮小屋に住ませたことを永遠に忘れないためだ。わたしはあなたがたの神、主である。」

モーセは人々に、これらの祭りを毎年欠かさず守るよう教えました。

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レビ記 24:1-23

24

日ごと、週ごとの祭儀規定

続いて、主はモーセに告げて言いました。「至聖所を仕切る垂れ幕の外側に置いた純金の燭台に、絶えず火をともしておくために、純粋なオリーブ油を持って来るよう人々に命じなさい。毎日、朝と夕方二回、アロンは新しい油を足し、芯を調節する。その火は主の前に永遠にともし続けなければならない。

安息日ごとに、大祭司は神の前にある金のテーブルに、輪型のパン十二個を二列に並べる。パンは細かくひいた小麦粉を、一個につき四・六リットルずつ使って焼き、純粋な香料を振りかける。これは、わたしがイスラエルと結んだ永遠の契約を記念するささげ物である。 パンは、アロンとその子らが指定された場所で食べる。主の永遠のおきてに基づいてささげる火で焼くささげ物で、最も神聖なものだからだ。」

神の名を冒瀆する者

さてある日、母がイスラエル人で父はエジプト人という男と、イスラエル人の男が野営地でけんかをしました。 その最中、エジプト人を父に持つ男のほうが、神を冒瀆し、のろうことばを吐いたのです。ただではすまされず、彼はモーセのところへ連れて来られました。その男の母親はシュロミテといい、ダン部族のディブリの娘でした。 男は主の判決が下るまで、牢に入れておかれました。

主の下した判決はこうでした。「その者を野営地の外へ引き出し、のろいのことばを聞いた者全員が、その者の頭に手を置く。それから全員で石打ちにしなさい。 はっきりさせておきなさい。神をのろう者は必ず罰を受ける。それも、全員で石打ちにする死刑である。神の名を冒瀆する者は、イスラエル人であっても在留外国人であっても、このおきてを適用し、死刑とする。 殺人犯もすべて死刑となる。 他人の動物を殺した者は、弁償しなければならない。 人を傷つけた者は、刑罰として同じ傷を負わされる。 骨折には骨折を、目には目を、歯には歯を。人にしたとおり、自分にも返ってくるのだ。 もう一度言う。動物を殺せば弁償しなければならず、人を殺せば死をもって償わなければならない。 イスラエル人も在留外国人も区別はない。わたしはあなたがたの神、主である。」

人々は主がモーセに命じたとおり、その男を野営地の外へ引き出し、石打ちにしました。

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