レビ記 1:1-17, レビ記 2:1-16, レビ記 3:1-17 JCB

レビ記 1:1-17

1

焼き尽くすいけにえ

さて主は、幕屋(主がイスラエル人と会う天幕、聖所)からモーセに語りました。 「イスラエルの民に次のような指示を与えなさい。主にいけにえをささげるときは、自分の群れの牛か羊を使いなさい。雄牛を焼き尽くすいけにえとしてささげるときは、体に傷のないものでなければならない。まず、いけにえ用の雄牛を幕屋の入口へ引いて来る。そこで、祭司がそのささげ物を受け取る。 いけにえをささげる人は、その雄牛の頭に手を置く。そうすることで、身代わりのいけにえと認められる。本人が自分の罪の刑罰として死ぬ代わりにその動物が死ぬことを、わたしは認めよう。 わたしの前で、自ら手を下していけにえを殺しなさい。祭司であるアロンの子たちが、その雄牛の血をわたしにささげる。幕屋の入口で、祭壇の回りに血を振りかけるのだ。 続いて、皮をはいで四肢に分け、祭司が祭壇に火を置き、たきぎを並べ、 ばらした部分と頭と脂肪を載せる。 そのとき、内臓と足は、いけにえをささげる本人がきれいに洗う。祭司はそれをみな祭壇の上で焼く。これが、主に受け入れられる、焼き尽くすいけにえである。

焼き尽くすいけにえにする動物が、羊かやぎの場合は、傷のない雄でなければならない。 いけにえをささげる人は、祭壇の北側で、わたしの前でそれを殺す。祭司であるアロンの子らが、その血を祭壇の回りに振りかける。 その人は死体を四肢に分け、祭司はそれを頭や脂肪といっしょに祭壇のたきぎに載せる。 その前に、内臓と足は、いけにえをささげる人自身が水で洗う。祭司は主へのささげ物として、その動物をみな祭壇で焼く。焼き尽くすいけにえをわたしは喜ぶ。

鳥を使う場合は、山鳩か家鳩のひなのどちらかにしなさい。 祭司はそれを祭壇へ持って行き、首をひねって殺し、血は祭壇の横に絞り出す。餌袋(胃袋)と羽毛は祭壇の東側の灰捨て場に捨てる。このあと翼をつかんで引き裂くが、ばらばらにしてはならない。それを祭壇で焼く。わたしはこのいけにえを喜ぶ。

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レビ記 2:1-16

2

穀物の供え物

穀物の供え物をするときは、上等の小麦粉にオリーブ油を注ぎ、香料を加えなさい。 そのうちの一つかみを、祭司のところへ持って行き、焼いてもらう。わたしはその香りを喜ぶ。 残った粉は、アロンとその子らの食物となるが、それも神聖な焼き尽くすいけにえとみなされる。

かまどで焼いたパンをささげるときは、細かくひいた粉にオリーブ油を混ぜて焼きなさい。パン種(イースト菌)を入れてはならない。オリーブ油を塗った、パン種の入らない薄焼きパンも、ささげ物に使える。 菓子用の鉄板で焼いたものをささげるときは、細かくひいた粉をオリーブ油でこねて作りなさい。パン種を入れてはならない。 でき上がったものを細かくちぎって油をかける。これが穀物の供え物の形式である。 なべで作る場合も、細かくひいた粉をオリーブ油でこねて作る。 こうして用意ができたら、祭司のところへ持って行き、祭壇でささげてもらう。 祭司が焼くのはその一部だけだが、わたしは全部をささげ物と認める。 残りは祭司が取ってかまわない。それは全部、主への神聖なささげ物とみなされる。

粉で作るささげ物は、パン種を使ってはならない。主へのささげ物にはパン種やみつの使用は許されない。 粉で作るささげ物は最初の収穫を感謝する場合に認められ、焼き尽くすいけにえとしては使ってはならない。

ささげ物はすべて塩で味をつける。塩〔契約が真実であることを象徴的に表す〕は神の契約を思い出させるものだからである。

最初の収穫をささげるときは、初穂を砕くか焼くかしてささげなさい。 それにオリーブ油と香料を加えなさい。これが穀物の供え物である。 祭司は主の前で、オリーブ油と穀物を混ぜたささげ物を一つかみと、香料の全部をささげ物として焼く。

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レビ記 3:1-17

3

和解のいけにえ

和解(主への感謝)のいけにえの場合は、雄牛でも雌牛でも、どこにも傷のないものをささげなければならない。 いけにえをささげる人は、幕屋の入口でその牛の頭に手を置き、ほふる。祭司がその血を祭壇の回りに振りかける。 次に内臓を覆う脂肪、二つの腎臓とその上を覆う腰の脂肪、胆のうを主の前で焼く。わたしはそのいけにえを喜ぶ。

和解のいけにえに羊かやぎを使うときは、傷のないものであれば、雄でも雌でもかまわない。 羊の場合は、天幕の入口でその頭に手を置き、殺す。祭司は血を祭壇の回りに振りかけ、 背骨に沿って取り除いた脂肪、内臓を覆う脂肪、二つの腎臓とその上を覆う腰の脂肪、胆のうを、火によるいけにえとしてささげなさい。 そのささげ物がやぎの場合、 幕屋の入口でその頭に手を置き、ほふる。祭司は血を祭壇の回りに振りかけ、 火によるいけにえとして、内臓を覆う脂肪、二つの腎臓とその上を覆う腰の脂肪、胆のうを祭壇にささげなさい。このいけにえをわたしは喜ぶ。脂肪は全部、主のものだから、 あなたがたは脂肪も血も食べてはならない。これはイスラエルの永遠のおきてである。」

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