哀歌 3:40-66

むしろ、自分自身を振り返り、悔い改めて、
主に立ち返るべきです。
手だけでなく、心もいっしょに、
天におられる神に向けようではありませんか。
私たちは罪を犯したのです。
主に反抗し、
主は、そのことを忘れませんでした。
主よ。あなたは怒って私たちを追いつめ、
容赦なく打ちました。
あなたは雲で姿を隠しているので、
私たちの祈りは届きませんでした。
あなたは私たちを、
国々の間で、ごみのように捨てられるものとしました。
敵はみな、私たちに大きな口をたたきました。
私たちは罠にかかり、見殺しにされたので、
恐れに取りつかれました。
同胞が滅んでいくのを見て、
昼となく夜となく、涙があふれ出ます。
ああ、主が天から見下ろして、
私の叫びに答えてくださるとよいのに。
私の胸は、エルサレムの娘たちの災いを知って、
張り裂けんばかりです。
今までに一度もこちらから害を加えたことのない敵が、
まるで鳥をねらうように、私を追いかけました。
彼らは私を井戸に放り込み、
大きな石でふたをしたのです。
水が頭の上まで来たので、
これで終わりだと思いました。
しかし主よ。
私は井戸の底から、主の名を呼びました。
すると、あなたはその叫びを聞いてくださいました。
私の訴えに耳を傾け、
私の泣き声を聞かれたのです。
私の絶望の声を聞いて近づき、
「恐れてはいけない」と語りました。
私を弁護してくれる主よ、私をお守りください。
あなたは私のいのちを買い戻してくださったのです。
あなたは、敵が私にどんなことをしたかを見ました。
裁判官となって、私の身の潔白を証明してください。
あなたは、敵が企んださまざまの陰謀を見て、
聞くに耐えない名で私を呼んだのをご存じです。
また、彼らが私について言っていること、
ひそひそ声で相談している計画をご存じです。
私の失脚を謀って、あざ笑い、
はしゃいで歌っている様子を見てください。
主よ、彼らのしたすべての悪に、
報いてください。
主よ、彼らを強情にし、のろってください。
とことんまで追いつめ、
天の下から根絶やしにしてください。

Read More of 哀歌 3

哀歌 4

エルサレムの哀歌

どうして、純金は光沢を失ったのでしょうか。
それを埋め込んだ神殿の壁がくずれ落ち、
道ばたに散らばったからです。
純金とも言うべき、えりすぐりの若者が、
土の器のように扱われています。
山犬でさえ、自分の子を育てるというのに、
イスラエルは荒野のだちょうのように、
赤ん坊の泣き声を聞いても知らぬふりをしています。
一滴の水も残っていないので、
子どもたちは渇きのため、
のどがかれています。
幼子はパンが欲しくて泣きますが、
誰ひとり、一かけらも与えることができません。
味にうるさい美食家たちも、
口に入る物なら何でも恵んでくれと、
道ばたで物乞いしています。
宮殿育ちの貴族までが、ごみ捨て場をあさります。
それというのも、イスラエルの罪は、
またたく間に、人の手によらず滅んだ
ソドムの罪より大きいからです。
上流階級の人たちは、ほっそりして日に焼け、
見るからに健康そうで、
最高の人々でした。
それが今では、顔はすすけたように真っ黒です。
町の中にいても見分けがつきません。
皮膚はかさかさに乾いてしなび、
骨にへばりついています。
剣でひと思いに殺される者は、
飢えのためにじわじわと死に追いつめられる者より
はるかにましです。
心の優しい女でさえ、生き延びるために、
自分の腹を痛めた子どもを食べました。
こうして主の怒りは晴らされ、
激しい憤りが出し尽くされました。
主がエルサレムに放った火は、
その土台まで焼き尽くしました。
世界中のだれもが、
まさか敵軍がエルサレムの門を破るとは、
夢にも思いませんでした。

神がそれを許したのは、
罪のない者の血を流して都を汚した
預言者や祭司たちの罪のためです。
今や、彼らは血にまみれ、
触れるものは何でも汚しながら、
あてもなく町の中をさまよい歩いています。
彼らを見て、人々は「あっちへ行け。
汚らわしい」と叫びます。
彼らは遠い国へ逃げて行き、
外国人の居留地をなおさまよい歩きます。
しかし、どこへ行っても仲間はずれで、
誰ひとり居住権を与えてくれません。
主は彼らにつらく当たり、
援助の手を伸べるのを差し控えました。
神に最後まで忠実だった祭司や長老たちを、
彼らが迫害したからです。
私たちは、同盟国の助けを待っていましたが、
来ませんでした。
最もあてにしていた国さえ、
少しも動こうとしませんでした。
一歩外に出れば、身の危険にさらされどおしです。
私たちの最期は間近です。
私たちの余命は、もう数えるほどしかありません。
私たちは滅亡の宣告を受けています。
敵はわしより速く飛ぶので、
たとえ山へ逃げても、すぐに見つかります。
荒野に隠れても、先回りして待っています。
頼みの綱であった、主に油注がれた私たちの王は、
敵の罠にかかって捕まりました。
この偉大な王さえいれば、
どんな国が来ても大丈夫だったのに。
ウツの地に住むエドムの人たちよ。
喜んでいるのですか。
しかしあなたがたも今に、
主の恐ろしい怒りを感じるようになります。
イスラエルは罪を犯して遠い国へ移されましたが、
刑期はやがて終わります。
しかしエドムの刑期は、いつまでも終わりません。

Read More of 哀歌 4

哀歌 5

悔悟の祈り

主よ、私たちの身に起こったことをみな
思い出してください。
私たちが、どんなに大きな悲しみを
忍ばなければならないかに、目を留めてください。
私たちの家にも、国にも、
見知らぬ外国人が住みついています。
父親は死に、母親は未亡人となり、
私たちは孤児となりました。
飲み水にさえ、金を払わなければならなくなりました。
たきぎを買おうとすると、
とほうもない値段をつけられます。
私たちは支配者の足もとにひれ伏し、
いつ終わるとも知れない労働にせき立てられます。
パンを得るために、
エジプトやアッシリヤに頭を下げます。
私たちの先祖は罪を犯しましたが、
さばきが下る前に死にました。
私たちは、彼らの受けるはずの刑罰を
背負い込んだのです。
以前は私たちに仕えていた召使が、
今では主人に取って代わりました。
私たちを救ってくれる者は一人もいません。
私たちは、
敵に襲われていのちを落とすのを覚悟して、
食べ物を探しに荒野へ行きました。
皮膚は、飢えのため黒ずんできました。
敵はエルサレムの女や、
ユダの町々の娘を辱めました。
指導者たちは彼らの手でつるされ、
長老たちもさげすまれました。
彼らは、ひき臼をひかせるために若い人たちを、
重い荷をかつがせるために幼い子どもたちを、
労働力として連れ去りました。
もう町の門に、老人たちは座っていません。
若者が踊ったり歌ったりする姿も、
もう見ません。
喜びを忘れ、
踊りは死の踊りとなりました。
私たちの栄光は去り、
頭から冠が転げ落ちました。
私たちが罪を犯したために、
災いが降りかかったのです。
私たちの心は弱って疲れはて、目はかすんでいます。
エルサレムと神殿は荒れはてて、住む人もなく、
いるのは廃墟を歩き回る野獣だけです。

主よ。あなたはいつまでも変わらないお方で、
御座は永久に続きます。
それなのになぜ、私たちを忘れてしまったのですか。
なぜ、こんなに長い間、
見捨てておくのですか。
私たちに御顔を向け、
もう一度、みもとに戻してください。
それだけが私たちの望みです。
以前の喜びを返してください。
それとも、神は私たちを
すっかり見放してしまったのですか。
まだ私たちを怒っているのでしょうか。

Read More of 哀歌 5