エレミヤ書 50:11-46

わたしの民から身ぐるみはぎ取ったカルデヤ人よ。

おまえたちは喜び、
みずみずしい草の茂る放牧地の牛のように肥え太り、
種馬のようにいなないても、
おまえたちの母は恥をかいて顔を伏せる。
おまえたちは一番弱い国となり、
荒野となり、乾ききった砂漠となるからだ。
わたしの怒りによって、
バビロンはさびれた荒れ地となる。
そこを通り過ぎる者は血の気を失い、
そのすべての傷を見てあざける。
周りを囲むすべての国々よ、
バビロンと戦う準備をしなさい。
弓を引く者は、バビロンをめがけて矢を放て。
彼は神に逆らって罪を犯したのだから、矢を惜しまず、
容赦なく射かけるのだ。
四方から、いっせいにときの声を上げなさい。
城壁はくずれ、バビロンは降伏する。
わたしはとうとう復讐した。
バビロンがしたとおりのことを、やり返しなさい。
畑で働く外国人は、みな逃げなさい。
敵の軍勢が攻めて来るから、
自分の国に走って帰りなさい。

イスラエル人はライオンに追われる羊のようだ。初めはアッシリヤの王がその肉を食い、次にはバビロンのネブカデネザル王が、骨まで食いつくした。」 そこで、イスラエルの神である天の軍勢の主は、こう言います。「わたしは今度は、アッシリヤを罰したように、バビロンの王とその国に罰を加える。 わたしはイスラエル人を故国に連れ戻す。彼らはカルメルとバシャンで草を食べ、もう一度、エフライムとギルアデの山々で幸せに暮らすようになる。 その日には、イスラエルにもユダにも、罪は一つも見当たらなくなる。わたしは残った者たちを赦すからだ。

わたしの勇士たちよ。

メラタイム(南部バビロニヤ)と
ペコデ(東部バビロニヤ)に攻め上りなさい。
わたしがさばこうとしている反逆の国バビロンに、
威勢よく進撃しなさい。
命令しておいたとおり、彼らを根絶やしするのだ。
国中に戦いの雄たけび、
大きな破滅の叫びが上がるように。
地上のすべての国々を打った強力な金槌は、
粉々になった。
バビロンは国々の中で、荒れ果てた地となった。
バビロンよ。
わたしがおまえに罠をしかけ、おまえを捕まえた。
おまえがわたしに戦いをいどんだからだ。
わたしは兵器庫を開き、
敵に怒りを表そうと武器を取り出した。
バビロンに降りかかった恐怖は、
天の軍勢の主であるわたしが指図したものだ。
遠くから来てバビロンに攻めかかりなさい。
穀物倉に押し入り、城壁と家々を壊して高く積み上げ、
とことん荒らすのだ。
めぼしいものは何一つ残してはならない。
家畜にまで、のろいが下るように。
それを一頭残らず殺すのだ。
バビロンの荒廃の時がきたのだから。
だが、わたしの民は逃げ出す。
彼らは故国に逃れ、
彼らの神であるわたしが怒りに燃え、
神殿を壊した者たちに仕返ししたと報告する。
弓を引く者をバビロンに呼び集めなさい。
この都を包囲し、
蟻一匹はい出るすきもないようにするのだ。
バビロンがほかの国々にしたとおりに報いなさい。
彼らはイスラエルのきよい神であるわたしに
大言壮語し、公然と反抗したからだ。

若者は路上に倒れて死に、勇士は皆殺しになる。

思い上がっている者たちよ。

わたしはおまえたちの敵になる。
おまえたちのさばきの日が、ついにきたのだ。
高ぶる国よ。
おまえはつまずいて倒れるが、だれも起こしてくれない。
わたしが町々に火をつけ、何もかも灰にするからだ。」

天の軍勢の主はこう言います。「捕虜になったイスラエルとユダの民は虐待されている。主人たちは彼らを釈放しようとしない。 だが、彼らを救い出す者は強く、その名は天の軍勢の主だ。わたしは彼らの訴えを聞き、彼らが自由の身となり、再びイスラエルの地で平穏に暮らせるように取り計らう。だが、バビロンの住民に安息はない。

破滅の剣がカルデヤ人に切りかかる。

その剣はバビロンの住民を、
重立った者も知恵のある者も区別なしに切りまくる。
賢い助言者も愚かになり、
何ものをも恐れない勇士もあわてふためく。
戦いが起こって、馬も戦車ものみ尽くす。
同盟を結んだほかの国々の者たちは、
女のように弱くなり、財宝はみな略奪される。
そればかりか、水の補給さえなくなる。
どうして、このようになるのだろうか。
国中に神々の像が立ち、
民が熱心に偶像を慕っているからだ。

バビロンの都は、だちょうや山犬、荒野の野獣の住みかとなり、人は二度と住みつかない。永久に荒れ果てた地となる。 わたしは、ソドムとゴモラとその近くの町々を滅ぼしたように、バビロンを滅ぼす。これらの町々に人が住まなくなったように、バビロンにも人が寄りつかなくなる。」

北から大軍が押し寄せて来ます。神が多くの国から呼び集めた王たちが、この軍隊を指揮しています。 彼らは完全武装していて、残忍で容赦しません。その雄たけびは、海辺に打ち寄せる波のように響き渡ります。バビロンよ。彼らは戦いのしたくを整え、馬に乗って攻めかかります。 バビロンの王は、敵が来たという報告を受けると、肩を落としました。産みの苦しみをしている女のように、恐怖の苦痛に取りつかれたからです。 「ヨルダンの密林から出て、草を食べている羊に飛びかかるライオンのような侵略者が、彼らに突然襲いかかるようにする。彼らを守る者たちを追い払い、わたしの気に入った指導者を立てる。わたしのような者がいるだろうか。わたしの決めたことに反抗する支配者が、どこにいるだろうか。だれがわたしを呼びつけて、説明を求めることができようか。 カルデヤ人の国バビロンへの、わたしの計画を聞きなさい。

小さな子どもたちでさえ、奴隷になって引かれて行く。
身の毛もよだつほど恐ろしいことではないか。
バビロンの倒れる地響きで、全地は揺れ動く。
その断末魔の叫びは、世界の隅々に届く。」

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エレミヤ書 51:1-14

神はこう言います。

「わたしは、カルデヤ人の住むバビロンを
隅々まで滅ぼす者たちを、勇気づける。
ふるい分ける者たちが来て、
バビロンをふるいにかけ、風を起こして吹き飛ばす。
彼らは、災いの日に四方八方から来て、攻め立てる。
敵の矢はバビロンの射手を倒し、勇士のよろいを貫く。
生き延びる者は一人もいない。
若者も老人もみな、いのちを落とす。
カルデヤ人の地に倒れ、
めった切りにされて路上で息絶える。
わたしは、イスラエルとユダを見捨てたわけではなく、
依然として彼らの神である。
だがカルデヤ人の地は、
イスラエルのきよい神に対する罪で満ちている。」
バビロンから逃げ出し、自分のいのちを救いなさい。
罠にかかってはいけません。
そのまま残ったら、神がバビロンのすべての罪に
報復する時、巻き添えを食います。
バビロンは、主の御手にある金の杯のようでした。
すべての国々はこれから飲んで、酔いつぶれました。
ところが今度は、突然、そのバビロンが倒れたのです。
この国のために泣きなさい。薬を与えなさい。
もしかしたら、元どおりになるかもしれません。
できることなら助けたいのです。
しかし今となっては、どんな手を打っても救えません。
この国を見捨てて、故国へ帰りなさい。
主がこの国に天罰を下したからです。
主は私たちの顔を立ててくださいました。
さあ、エルサレムで、
神のなさったすべてのことを言い広めましょう。
矢じりを研ぎ、盾を高く掲げなさい。
主はメディヤ人の王たちを勇気づけて
バビロンに乗り込ませ、
これを滅ぼすことに決めたからです。
これが、神の民を虐待し、
神殿を汚した者たちへの報復です。
バビロンよ、守備を固め、城壁に見張りを大ぜい立て、
伏兵を隠しておきなさい。
神は宣言したことをみな実行するからです。
商業の中心地である繁栄した港よ。
いのちの糸が切られる最期の時がきました。
天の軍勢の主はご自分の名にかけて、こう誓いました。
おまえの町々は、無数のばったが群がる畑のように、
敵兵であふれ返る。
彼らは、天にも届けとばかり、勝ちどきを上げる。

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